胸郭出口症候群・斜角筋症候群
- 握力がなくなり細かい動作ができない
- 肩周りや腕がシビレてしまった
- 肩甲骨や腕に痛みやシビレがある
- 頚椎ヘルニアや頚椎症と言われた
- むちうち症状をやったことがある
胸郭出口症候群・斜角筋症候群とは
人間の神経や血管を、筋肉や骨の間を走行しており、狭窄部位と呼ばれる、狭いところを走行していることがあります。
例えば食道や腎臓などは3箇所の狭窄部位があり、問題が起こりやすい部位でもあります。
首回りの骨や筋肉の間を、走行している神経や血管が締めつけられ、正座をしていると足がシビれるように神経・血管障害が起きています。
一般的に知られているのは、斜角筋の間を走行する腕神経叢(上腕から指先までの神経のもと)を、何らかの形で締めつけていて、痛みや症状が出ているものです。
私たち人間の神経や血管などの走行や分岐は、解剖学の教科書と一致していることはほとんどなく、100人いたら50人は教科書と違うと言われています。
医療機関で手術以外は無理と言われている方も、回復しているのが現実としてございます。
胸郭出口症候群・斜角筋症候群の症状
手を上に上げる動作でのシビレや、肩甲骨から肩や腕にかけての痛み、またビリビリしている感じやシビれている感じの感覚障害もおこります。
また、手指の筋力の萎縮がおきてしまい、筋肉がやせてしまい握力の低下や、手指の細かい動作がやりずやいなどの運動障害がおこります。
動脈の圧迫により、腕全体の血流障害で白っぽくなります。
静脈の圧迫により、腕全体の血流障害で青紫色っぽくなります。
胸郭出口症候群・斜角筋症候群がおこるメカニズム
一般的には、なで肩の女性に多く、重量物を運ぶ仕事の方や、リュックサックなどの重い物を持つ方に多いと言われています。
スマホやゲームばかりしている猫背の方。
首が人より長く見えて、首が前に出ているような方。
もちろん、なで肩で手がダランと見えるような方も多いです。
実際には、上記のことが、複合化している場合が多く見受けられます。
わかりやすくお伝えするならば、姿勢の悪さというものが、胸郭出口症候群・斜角筋症候群を引き起こしている、といっても過言ではありません。
姿勢が悪いと何がいけないのか
姿勢の悪さが引き起こすものは、見た目だけではありません。
背骨と肋骨はつながっており、猫背ということは背骨が丸くなっおり、肋骨まで影響を及ぼし、胸郭全体が下がります。
胸郭が下がると、内臓を圧迫し機能低下して便秘をしたり、肺も圧迫されて呼吸が浅くなります。
肺を圧迫されるということは、肺活量も下がってしまい、最大換気量の半分ほどしか呼吸が出来ません。
酸素が全身に行き渡らなくなり、末端の冷え性や、脳への血流障害がおこると想像できます。
姿勢が悪いだけで、全身の筋肉を緊張させて立たなければいけないので、1日が終わる頃にには疲労困憊。
なんとか家事をこなし、睡眠をとろうとしても寝付けない、眠りが浅いなど問題を抱え、朝を迎えても身体中がバキバキ。
当てはまることが多数あるのではないでしょうか。
胸郭出口症候群・斜角筋症候群は姿勢を良くする
胸郭出口症候群・斜角筋症候群で悩み、苦しみ、たくさんの痛みや症状を軽減させるための、対症療法はされてきたと思います。
なんとかその痛みやシビレから逃れたい、少しでも良いから緩和したいと、ありとあらゆることを試してきたと思います。
ですが、その場しのぎではない、姿勢を良くする施術を試したことはないではないですか。
マッサージや湿布、痛み止めで虫歯が良くならないように、姿勢も対症療法では良くなりません。
原因をみることが大切
痛みやシビレの出てしまった箇所を施術するのではなく、痛みやシビレが出ている原因を施術することが大事です。
自律神経が乱れて緊張して全身ガチガチの状態でいるから、どれだけ睡眠をとっても回復ができないのです。
まずは自律神経を整えて、リラックスして朝までグッスリ眠れる身体をつくり、健康回復できる身体をつくりましょう。
痛みやシビレは、施術家が良くしているのではなく、あなた自身の自然治癒力で回復しているわけですから。